山 行 報 告 | |
2014/4/23〜24 北ア・白馬岳主稜 | メンバ:駒崎、新村、越野 記録:新村 |
【コースタイム】
4月23日(水)
猿倉11:00〜白馬尻13:40
4月24日(木)
白馬尻4:50〜6峰7:50〜4峰10:00〜白馬岳山頂11:15〜猿倉15:15
【記 録】
4月23日(水)晴れ
憧れの白馬岳主稜。
猿倉までの林道は26日から開通予定とのことで、二股にある駐車場から歩き始める。猿倉荘では小屋開きの準備をしていた。
猿倉荘から踏み跡を辿ると、沢沿いのトラバースになるが、所々雪が崩落していて危険なので、林道へ上がる。林道を進むと、枝沢を一本渡る。そこが第一の水汲みポイント。
その後、林道が北に向きを変えて大きく回りこむと、対岸の崖から細い枝沢が流れている。第二の水汲みポイント。
テント場に荷物を置き、空身で水汲みに行く。カモシカが崖の上から見張っていて、石を落とされないかどきどきした。
越野さんが持ってきてくれたワインとバジルのソーセージをおしゃれにおいしく頂き、明日に備える。
4月24日(木)快晴
無風快晴。うっすらと青くなっていく白馬岳を目指して、夜明けとともに歩き始める。
主稜の取り付きでアイゼンをつけ、急登を上がる。所々シュルンドがあり、避けながら上を目指す。
8峰の台地は顕著で分かりやすい。無風快晴の中、トレースを辿り、高度を上げていく。6峰まで来ると、主稜全景が見渡せる。山頂から張り出す雪庇も見えた。
リッジを慎重に渡り、4峰に来ると、最後の雪壁はもうすぐ。
今年は雪が多いためか、途中のビレイ点となる岩があまり出ていないとのこと。また、雪の状態が良く、踏み跡もしっかりしているため、ロープなしで行くことにする。
一歩一歩、確実に上がることだけを考えて進んでいく。雪庇手前までは上がれたが、最後の乗越しが難しい。駒崎さんに上からバイルを踏んでいてもらい、半ばザックを引っ張り上げてもらい、なんとか這い上がる。最後にスリル満点、力不足も実感。
上から見る主稜は、龍のようにうねっていた。かっこよくて、見とれてしまう。そこを歩いてきたという充実感でいっぱいの瞬間だった。